cocos2d-xとは
ゲーム開発用のフレームワークです。
1つのプログラムで様々なプラットフォームで動かすことができ、さらに簡単でパワフルな機能を多彩に備えているため
個人開発者から大手企業まで幅広く使用されるようになりUnityと並んでデファクトスタンダードになりつつあります。
またMITライセンスというライセンスの中でもトップクラスに制限の少ないもので提供されているため
著作権表示さえすれば商用利用なども含め一切の利用制限なく無料で使用することができます。
そして今日までのcocos2d-xの飛躍的な成長の一番の要因はオープンソースで開発されていることです。
オープンソースなため多くの人が開発に着手することができ、利用者も自身で機能の修正や追加もすることができます。
そのため毎日世界中で開発が進んでいるため、とてもスピーディーに新機能が実装されていきます。
さらにはバグなどの修正もとても高速です。
cocos2d-xが対応している主なプラットフォーム
余談ですがcocos2d-xはもともとiPhone開発専用として作られていたフレームワークの派生で
それをベースにクロスプラットフォームで動くものを目指し作られたものです。
なのでcocos2d-xが最初にでた頃は当時iPhoneアプリ開発の主流であったobjective-cの名残があり、C++で開発できると聞いてcocos2d-xを触り始めたエンジニアから「これはC++じゃない」などの意見が多く見受けられました。
それに加えcocos2d-xの独自の命名規則などもあり実際に導入を見送った人なども数多くいたと思います。
しかし...cocos2d-xは変わりました
cocos2d-x 3.Xからは全てのobjective-cの名残は消え、独自の命名規則なども全て見直され、C++11に完全対応し、生まれ変わって登場しました。それからは書籍や取り上げブログが国内でも圧倒的に増えた感じがします。
またその背景にはcocos2d-xで開発されたゲームの大ヒットの影響もあります。一部ですがブレイブフロンティアやモンスト、ツムツムなどがそれに当たります。
そのため本サイトではcocos2d-x v3.Xを対象にして書いていきます。
余談が長くなってしましましたが...
cocos2d-xは簡単にゲーム開発ができ、様々なプラットフォームで動くため大幅に工数を減らすことができます。
ゲーム開発に興味をもった初心者の方でも楽しく学ぶことができます。
次章からはその導入としてcocos2d-xを利用するための環境構築について説明をしたいと思います。