Windowsでは基本的にEclipseで開発を進めていきます。現在はIDE(統合開発環境)としてCocoStudioなども出ていますが、まだまだ対応しきれていない部分があるのと日本語対応が少ないのでEclipseでやるのが現在はベターかと思います。
では早速進めていきましょう。
Androidで開発するためにADT(Android Development Tools)を入手します。中身はEclipseとSDKがまとめられたものが入っています。
ここからダウンロードしましょう。
http://dl.google.com/android/adt/adt-bundle-windows-x86_64-20140702.zip
ダウンロード後に中身にEclipseとSDKが入っていることを確認しましょう。
次にNDK(Native Developer Kit)を入手します。最新はr10dですが安定動作していないためr9dを使用します。公式サイトには最新のリンクしかないためここからダウンロードします
http://dl.google.com/android/ndk/android-ndk-r9d-windows-x86_64.zip
1と2でダウンロードしたものを管理しやすくするために1つのフォルダにまとめましょう。
まずはデスクトップなどに「Android」というフォルダを作成し全て入れるとこのようになると思います。
Android開発の主役である言語Javaを導入していない方は、以下の手順で導入しましょう。なお、すでに入っているかもしてないという方はwindowsはバージョンによってJavaの確認方法が違いますので個別に確認をしてください。
まずはじめにここへアクセスします。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
するとこのような画面になるので、そのまま赤枠内のJDKのボタンをクリック
次にJDKのダウンロードページにいくのでまず赤枠内のライセンスに承諾し、ダウンロードをします。32bitのものと64ビットのものがあるので自身のPCに合わせてインストールしましょう。
ダウンロード後にインストーラを開き画面にしたがってインストールを行ってください。
cocos2d-xではPythonで作られたコマンドでプロジェクトを作成したり実行したりしますのでPythonもインストールしましょう。これも同様にすでに入っているかもしてないと思う方は確認して入っていたらスキップしていただいて結構です。
手順はまずこのサイトへアクセスし赤枠内のインストーラをダウンロードし、ダウンロード後にインストールを開始します。サイト内にはPython3系がありますがcocos2d-xではバージョンが2でないと動かないので2系を選択しています。
その後環境パスを設定するために(Windows7の場合は)左下にあるWindowsアイコンからコントロールパネル -> システム -> システムの詳細設定 -> 環境変数 を選択します。
次にシステム環境変数の中からPathを選択し編集を押します。
そしてその末尾に以下の記述を追記してからOKボタンで全てのダイアログを閉じれば終了です。
;C:¥Python27
Androidでの開発をするためにEclipseからAndroid SDKを導入します。まず先ほどフォルダにまとめた中のEclipseフォルダの中からEclipse.exeを起動します。この時「開発元の確認ができませんでした」とでたら右クリックし、そこから開くを選択して起動してください。その後、メニューバーからWindow -> Android SDK Managerを起動します。
次にこの3つのパッケージを選択し、Install Packagesをクリックします。
インストールが終わったら、一旦Eclipseを終了させます。ここまででcocos2d-xを導入する前に必要なものは揃いました。
次章ではcocos2d-xのインストールと設定について紹介をしたいと思います。